宅建のまど(宅地建物取引主任者試験)

民 法 等

(民法・マンション法・不動産登記法など)

平成18年度本試験 第1問〜第16問
(全50問中16問の出題数)

●攻略ポイント
 1:理解中心なので、とにかく
   何度もテキストを読む
 2:わからなけりゃ、バンバン
   飛ばしてさきに進む
 3:暗記するべきものは真っ白
   な紙に書けるまで暗記する
 4:合格者のほとんどが『半分の
   正解』程度なので無理しない
 5:法学部出身の方(ぼくも)、
   よほどの自信がない場合は
   初心にかえって学習しよう。
   初心者のほうが高得点を取り
   やすい?

 

民法は得点源になるか・・・そんなもんなるかいな!

条文の丸暗記は不要。 『かわいそうな人はダレか』がわかればよい!

● 宅建が国家資格である「そもそも」の理由

   終戦直後の荒廃した日本。
   空爆で、垣根もなけりゃ、表札も家の持ち主もない土地がワンサカでました。

   当然、あくどい人間が発生し、『他人の土地を売買する』『勝手に家を建てて自分の土地だと
   主張する』ことが多発しました。
   ダレがかわいそうですか?

   逆に、戦後40年以上もたった今、あなたの家に『ここはわたしの土地だよ、出てってくれ』なん
   て見知らぬ老人が権利書を持ってきたらどうすればいいのでしょう?

   そんな事件が相次ぎ、その都度法律が生まれました。
   不動産仲介のプロである宅建主任者』が知っていて当然のレベルです。
   ・・・だから、試験科目に入っていて、でも論文ではなくマークシート程度なのですね。
   宅建業法の罰則等からも、そんな歴史が見えてきます。
   国として、不動産の正常で安全な流通を守るために必要な国家資格なのです。

● 民法の学習は、結局この『原則』『例外』の確認作業

   買った家が欠陥住宅だった。
   『契約は完了している、いまさらゴネられてもねぇ・・・』なんて不動産屋に言われ、泣く泣く修理
   に300万円のローンを組んだ。
   えっ、だまされたほうが悪いの?

   こんな問題が発生したら『日本の法律では、かわいそうな人を助けてあげる』ように決めています。
   これが、原則です。
   ただ、ひとつの案件にかわそうな人が二人いたらどっちを助けてあげればいいのでしょう??
   かわいそうな人が、実は『内心、知っていたら』どうする?

   こんなとき、『例外的にこうしますよ』とも決められています。

   この『原則』と『例外』そのものは、六法に書かれてありますから、丸暗記でもイケます。
   ところが、宅建の本試験では『条文に書かれていること』をクイズのようにはきいてくれません。
   ミリオネアのようにはいかないのです!

   民法の考え方(ダレを優先的にたすけるのか、どんな条件が必要か)を理解して、実際の事件を
   解決するかのごとく、問題をとくことになります。

   つまり・・・
   民法に特効薬など無いのです! ハッキリ申します、簡単に高得点などむりです。

   結論!
   民法は6割程度の得点が安定して取れれば、深追いしてはなりません!
   そんな時間があれば、宅建業法と法令上の制限で確実に満点を取れるようにするのがかしこい
   学習法です!
       
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